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写メ日記

素顔が見られる、女の子投稿型フォトダイアリー。

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Momoe
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Momoeの写メ日記|プレミアム 吉原高級店ソープ

2025.06.21 07:22
老いのこと


おはようございます?
毎日暑いですね…?
6月でこの気温だと、来月再来月はどうなってしまうのでしょうか( ´~` )
こう暑いと外出も嫌になるので、最近家でうどん打ちを始めました意外と運動にもなります??♂?蕎麦打ちよりは簡単だと思うのでおすすめです…笑
本日15:00〜23:00、明日13:00〜23:00で出勤します良かったらぜひ^ - ^
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今回は有吉佐和子「恍惚の人」です1972年に刊行され、その年のベストセラーになりましたまた、「恍惚の人」は流行語にもなったそうですそれほど人々の関心を集めた小説だったのですね…
主人公の昭子は夫と高校生の息子と暮らす主婦で、平日はタイピストとして働いていますある日、姑の急死をきっかけに昭子は舅、茂造の異様な言動に気がつきます茂造は認知症を発症していたのでした症状は悪化の一途を辿る一方、茂造の介護の負担は昭子一人にのし掛かり、彼女は家事と介護と仕事の両立に喘ぐことになるのですが…
すごく面白かったです
ある家庭で介護に苦しむ女性と認知症の当事者を中心としたストーリーですから、悲劇にすることは容易だったと思いますしかし作者は、介護問題によって生まれる家族間の軋轢や介護者の苦悩だけではなく、認知症患者との噛み合わない会話に思わず笑ってしまうような「おかしみ」を見出していたり、介護者が被介護者にあたたかな気持ちを抱くようになる過程までをも、すごく丁寧に描いているのですそういう作者の細やかさによって読者は昭子の立場に感情移入することが可能になり、そして昭子に降りかかった介護問題を自分ごととして見ることができるようになるのではないかと思います
この本が書かれた当時、男性の平均寿命は70歳、女性は75歳でしたが、現在は男性が81歳、女性が87歳にまで延び続けています
小説中では昭子による約一年の介護の後に茂造は他界しますが、もし現代を舞台とすればきっとそうはいかないでしょう…昭子たちも何年間も自宅での介護生活が続けば、一家は悲劇的な運命を辿っていたかもしれません
しかし作者が介護による家族の破綻を描かなかったのは、来るべき超高齢化社会に絶望しきってはいけないというメッセージなのかなと思います自らがいかに老いるか、そのためにどう生きるか、そして家族をいかに介護するかを社会に問いかけ、一人一人に真剣に考えさせるきっかけにしたかったのかもしれませんね?
読みやすいのでおすすめです!( ??? )


?フライドチキンパンケーキでした…カロリーの暴力



2025.06.11 08:00
文体のこと/美術館雑記




おはようございます( )
先日、久しぶりに美術館に行ってきました!
お茶碗などの骨董がメインの展示でした小さいところですが、貴重な品を見ることができて楽しかったですこういう時間を持つのも、たまには良いですね…
撮影できた展示品の中から、お気に入りをUPしてみましたのでぜひ見てみてください
本日15:00〜23:00で出勤しますお時間があればぜひ^ - ^
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今回は1971年の芥川賞受賞作品、古井由吉「杳子」です
引きこもりの大学生「S」は登山に出かけた先の山中で、一人動けなくなっていた「杳子」という女性に出会いますその時Sが杳子を助けたことをきっかけに二人は交流を持つようになりますが、杳子は精神を病んでおり、生活の中で異常なこだわりや神経症的な不安定さを見せるのですしかしSは病を抱える杳子に惹かれてゆき、杳子もSとの関係を深めてゆきます…
こう書くと心に闇を抱えた若い男女による純愛小説のようですが、それだけでは終わらないのが純文学です
>男女間の性とか愛の描写はあるけれど、恋愛的な要素に終始しないのは作者の文体の所為だと思います
私は純文学における文体とは、文章の美しさとか上手い下手のことではなくて、書き手によって選択された語の配置とか音によって文章から匂い立ってくる「何か」を指すのかなと思います「何か」には「格」とかそんな感じの言葉が合うのかなと考えたのですが、的確な表現が浮かびません…ごめんなさい<(_ _*)> 
話を小説に戻すと、杳子とSをただリアリズムに依って描いたら精神的な病の為に不可思議な行動を繰り返す変わった女の子と、そんな彼女を好きになる特殊な男の子にしかならないでしょうまた、杳子が見て感じて生きている世界を作者はすごく緻密に描いているのに、それがただの狂気にならないのもやはり、作者の言語を操縦する技術と構成の力によって確立された確固たる文体のお陰なのだと思いました
この本を読みながら、文体というものについて改めて考えさせられてしまいましたやっぱり文学は難しいですね読み手として、まだまだ未熟です(;)




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