素顔が見られる、女の子投稿型フォトダイアリー。
グランドサークルという地球のパワースポット巡礼を終え、従兄弟の部屋の近くのホテルで最後の夜を過ごした私。
ついに迎えた帰国日、名残惜しさをかみしめながら、ホテルを後にします。
お迎えの車に乗り込み、いよいよ空港へ…のはずが、途中、ショッピングモールに寄ることに。
私が希望したのは、フードコート。
カジュアルで自由すぎるこの空間。
ハンバーガー、ピザ、タコス、アジアンヌードル…誘惑の嵐の中、真剣に悩む私。
(まるで一世一代の選択みたいに悩んでた。笑)
「せっかくなので」と自分に言い訳しながら選んだ最後の一品は、
“日本では見たことがない調理法”。
ジンギスカンのお店。
モンゴリアンバーベキュー。(見た目は焼きそば)
これを一口ずつ噛み締めながら、心の中でこっそり帰国の儀式をしてました。
そしていざ、日本へ帰国――??
正直な気持ちは、ただひとつ。
「なんでもっと早く来なかったんだろう、私」
毎年のように「遊びにおいで」と誘ってもらっていたのに、ずっと足踏みしてた。
語学力、スケジュール、言い訳のレパートリーは無限大(笑)
でも今回は、従兄弟の「そろそろ日本帰るよ」の一言で、一気に心が決まりました。
そこからは、「ここも行きたい!あれも体験したい!」とフルスロットル。
結果…“旅という名の全力遠足”になりました?
とはいえ、全部応えてくれた従兄弟には感謝しかないし、疲れも含めて最高の思い出。
ちなみに、「絶対太る」と思って軽く減量して挑んだ私。
まさかの…痩せて帰国!
(カロリーより、移動と笑いとスケジュールが勝ちました。笑)
従兄弟は6月1日から日本勤務。今頃、段ボールと格闘しながら「自由って何だっけ」とつぶやいてるはず。(ありがとう&頑張って)
この旅でいちばんの収穫は、
「もっと、自分らしく生きよう」というシンプルな答え。
他人の目じゃなく、自分の心に素直でいたい。
そんなアメリカ流の“肩の力が抜けた生き方”を、ちょっぴり日本にも持ち帰ろうと思います?
あ、ちなみに――
スーツケース1個で来たのに、2個で帰ってます。
買い物してないのに、なぜかパンパン。不思議。…いや、たぶん“アメリカの空気”が詰まってるんです、きっと
「See you again, America??そして…ありがとう、お兄ちゃんとお姉ちゃん?」
グランドサークルを終えたばかりなのに――
「ゆっくりする」という選択肢は、私たちの辞書にないらしい。笑
旅の疲れも取れぬまま、気づけばクラブを握っていました。
なぜなら…どうしてもやりたかった、お兄ちゃんとのゴルフ対決!??
この日は、いよいよ20年ぶりのゴルフ!
当時はまぁまぁやれてた記憶(都合よく美化)を胸に、従兄弟に勝負を挑みました。
お兄ちゃんは「ゴルフ?…まぁ、付き合い程度に…(遠い目)」ってレベル。
これはチャンス!とばかりに、無理やりお願い。
渋々OKの返事にも私はニンマリ( *´?` *)??
さぁ、練習だー!と、まずは打ちっぱなしで肩慣らし。
そこからTOPgolfへ移動し、ゲームでは大はしゃぎ?
え、これって大人の遠足じゃない?笑
ついに念願のショートコースへ!…が、事件は起きた。
〜私のスマホが、忽然と姿を消したのです?〜
プレーどころじゃない!スマホ命!
「iPhoneがないっ!人生終了かも!」と、本気で焦ってコース内を大捜索。
(※この間、スコアとかどうでもよくなってたのは内緒)
ようやくスマホが見つかって、ホッとしたのも束の間。
次のホールはまさかの池越えコース。
動揺冷めやらぬまま打ったら…
ピューーン → ポチャン → 私「アーーン?」→飛び跳ねる私。
池の神様、初対面でボール捧げちゃいました。どうぞお納めください。笑
でも、その後は開き直って、自由に楽しくプレー。
フォームは謎、方向も謎、でも笑いだけは満点?
20年ぶりのゴルフ。
スマホも池も巻き込んで、最高に楽しかったです。
やっぱり私、ゴルフ好きだーーーっ?
午前中にグランドキャニオンの壮大な景色に心を揺さぶられた私たちは、その余韻を抱きながらアリゾナ州・Tusayanでランチタイム。
大盛りのフルーツたっぷりサラダに、まさかのイチゴドレッシング…!? ?
日本じゃ絶対に思いつかない組み合わせだけど、これがびっくりするほど美味?
旅の味覚って、冒険心をくすぐりますね?
しっかりエネルギーチャージしたあとは、2時間半のドライブで“癒しの聖地”セドナへ。
…車内では私、爆睡(笑)
暑くて目が覚めたら、もう目的地。
眠気MAXで撮った寝ぼけ顔の写真は、たぶん黒歴史フォルダ行き確定です?
最初に訪れたのは、岩山に埋め込まれた神秘的な教会 Chapel of the Holy Cross(チャペル・オブ・ザ・ホーリークロス)。
大地と一体化したかのような建築に、自然と人の祈りが静かに交差しているような、神聖な空気が流れていました。
高台から望む赤い渓谷は、まるで“地球が燃えるような”壮大なアート。
その後、楽しみにしていた Cathedral Rock(カセドラルロック) へ向かうも…まさかの通行止め。
「えっ、ここまで来て?」と軽くショックを受けつつ、急遽プランを変更して、近くの Yavapai Vista Trail(ヤバパイ・ビスタ・トレイル) へ。
風に揺れる草花、夕陽に染まる赤土の岩肌――
予定外だったけど、心を整えるような穏やかな時間になりました。
そしてここからがラストスパート。
ロサンゼルスまで、まさかの8時間ロングドライブ。
星空とBGMに包まれた車内は、まるで映画のエンドロールのようでした??
長くて濃厚な一日だったけれど、最後に残ったのはたった一言――
「行ってよかった」という想いだけ。
3泊4日、駆け抜けたグランドサークルの旅。
大自然に心を揺さぶられ、想定外の出来事にも笑いながら対応して。
気づけば、景色だけじゃなく、自分の中の“何か”も少し変わっていた気がします。
超ハードスケジュールだったけど、最後に残ったのは――
「この旅、本当に行ってよかった」と、心から思える時間でした。
この日、私たちは旅のクライマックスともいえる、グランドキャニオン・サウスリムを巡りました。
小雨が降り、風も強く、体感温度はまるでマイナス3℃。
でも、その寒さすら、今日という一日にピリッとした“特別感”を添えていた気がします。
最初に訪れたのは、王道のMather Point(マザー・ポイント)。
視界いっぱいに広がる巨大な渓谷。その壮大さに言葉を失い、心のどこかで「地球って、やっぱりすごい」と、静かにつぶやいていました。
次に足を運んだのは、Grandview Point(グランドビュー・ポイント)。
ここでは、強風が吹くたびに、心の中のざわつきまで吹き飛ばされていくような、不思議な浄化感覚に包まれました。
続いてのMoran Point(モラン・ポイント)では、大地の色が光に応じて表情を変えていきます。
太陽が地球というキャンバスに、自由に筆を走らせている――そんな景色がそこには広がっていました。
そして最後は、Desert View Watchtower(デザートビュー・ウォッチタワー)。
塔の壁に刻まれたネイティブアメリカンのアートと、その足元に広がるコロラド川の悠々たる流れ。
過去と現在、自然と人が静かに溶け合っているような、優しい静寂に心が包まれました。
ただ“観光”をするのではなく、“感じる”旅。
地球の鼓動と自分の鼓動が、ほんの一瞬、重なったような感覚。
グランドキャニオンが教えてくれたのは、スケールの大きさだけではなく――
「今ここにいる」という、かけがえのない奇跡だったのかもしれません。
そしてこの日の締めくくりとなったのが、モニュメントバレー。
地平線まで続く赤茶けた大地と、広がる雲。
点在する奇岩のシルエットは、どこか神聖で、静かに語りかけてくるようでした。
ただ風が吹き、雲が流れ、岩が黙ってそこにある――そんな当たり前の自然が、こんなにも力強く感じられたのは、初めてかもしれません。
モニュメントバレーに来たら絶対見逃せないビューポイントのひとつ、それがここ Forrest Gump Point(フォレストガンプ・ポイント)。
モニュメントバレーに続く真っ直ぐに伸びた道がとても印象的で、トム・ハンクス主演のフォレストガンプという映画に出てきて一躍有名になった場所です。
モニュメントバレーを後にし、私たちは再び車に乗り込みました。
ここから向かうのは、この旅の中でも特に楽しみにしていた場所、グランドキャニオン・サウスリム。
赤茶けた大地を走り抜けること、約3時間。
陽が傾き、空がオレンジから藍へと変わっていくなか、車窓に映る景色は次第に静寂へと包まれていきます。
にぎやかだった日中の余韻が、少しずつ落ち着いて、心の中も穏やかに整っていくようでした。
そして、夜遅くにようやくたどり着いたのがヤバパイロッジ。
長い移動と自然の迫力に圧倒された一日を経て、静かに身体をベッドに沈めた瞬間、じんわりとした幸福感が広がっていきました。
明日、この旅のハイライトとも言える“グランドキャニオン”の全景を目にしたとき、自分は何を思うのだろう――
そんな小さな期待を胸に、眠りにつきました。
この日は、ユタ州とアリゾナ州を行き来しながら、大地が長い年月をかけて描き上げた“自然の芸術”を巡る、壮大で濃密な一日でした。
最初に訪れたのは、ナバホ族の聖地に位置する渓谷、アンテロープキャニオン。
◎ アンテロープキャニオンは、ナバホ族にとって神聖な場所で、「水が岩を流れる場所」と呼ばれています。自然の力や時間の象徴とされ、4年ごとに感謝の儀式も行われています。1997年にはナバホ族公園に指定され、訪問には許可証とナバホ族ガイドの同行が必要となりました。
観光と文化保護の両立が図られている、特別な地です。集合場所からトラックで移動する事15分程で到着した神聖なる場所
狭く切り立った渓谷に太陽の光が差し込み、岩肌に美しい曲線と影を描き出すその光景は、まるで自然が彫り上げた芸術作品のよう。
柔らかな砂の足元、幻想的な色彩、そして静けさに包まれた空間に立った瞬間、まるで時間が止まったかのような感覚に包まれました。
次に向かったのは、ホースシューベンド。
コロラド川が大きく弧を描き、馬の蹄のような形をつくるこの場所では、展望ポイントから見下ろす景色の迫力に言葉を失うばかり。
自然が何百万年もかけて描いた大地の曲線と、そのスケールの大きさに、ただただ立ち尽くしました。
ザイオンを午後に出発し、車で約2時間。向かったのはレッドロックキャニオン。
赤く染まった大地と岩々が、どこまでも続く壮大な景色。
太陽の光に照らされるたびに色合いが変わり、自然の力強さと美しさを静かに感じる時間となりました。
その後、再び車を走らせ3時間。次の目的地はブライスキャニオン。
ここでは約1時間半のトレイルに挑戦。
このキャニオンの特徴は、想像以上にアップダウンが激しいこと。
下りから始まり、なだらかに見える道も実際には起伏が大きく、歩いているうちにどんどん体力が奪われていきます。
帰り道は延々と続く登り道。標高の高さもあり、呼吸が浅くなり、足元もだんだん重くなっていく。
それでも、目の前に広がる自然の造形は、どこを切り取っても絵画のようで、疲れの中にも感動がありました。
そして最後は、また車で3時間。
夜遅くにペイジーのホテルへ到着した時には、心も体もすっかり使い果たしていましたが、それ以上に自然の偉大さと旅の充実感に包まれた一日でした。
朝9時ちょうど、いざザイオン国立公園へ!
当初は、シャトルバスで最奥のTemple of Sinawavaまで行き、川沿いをのんびり30分お散歩。その後、別のトレイルへ…という“癒し系プラン”だったのですが――
当初の予定より出発が遅れたこともあり、
急きょ予定を変更。
代わりに、The Watchman 1時間45分の中級トレイルを先に登ることになってしまい…。
ここからが、悲劇の始まりだったのです。
従兄弟:「これ30分で終わる山だから〜」
私たち:「えっ、ならちょうどいいね〜♪」
実際には、川沿いの“ゆる30分コース”と中級トレイルを完全に取り違えたまま、出発。
登れど登れど、終わりは見えず。
むしろ斜度は増す一方。
無言になる姉と私。黙々と、汗とともに言葉も消えていく――
やっとのことで下山して、「生きて帰ってこられた…」と放心していたその時。
従兄弟:「じゃあ次、30分の山行ってから、お昼にしようか♪」
。。。。。!!
私はトイレに逃げ込み、個室でひとり静かに心の中で叫びました。
「今、下山したばっかやん?」
「しかも30分じゃない山、ガッツリ登った直後やん?」
「それなのに、また次の山行こうとか言い出すお兄ちゃん、頭おかしいやろ?」
(※愛ゆえのツッコミです)
もう笑うしかない。体力も限界、心も若干山に置いてきた。
そして戻って、満面の笑み(風)で静かに宣言。
「私はここでゆっくり休んでますので…おふたりで、どうぞ。」
すると従兄弟、びっくりした顔でこちらを見て一言。
「いやいやいやいや、3人で行かないなら…やめとこっか!じゃあ、お昼にしよう!」
あまりのあっさりさに、力が抜けました。笑
そしてランチの席で、従兄弟がついに告白。
「あれ…俺、コース間違えてたわ」
「本当はあれ、わりとガチな山だったみたい。はははっ」
…うん、知ってた。。。。。!!
お姉ちゃんと顔を見合わせ( ????)ニヤッ
でもようやくすべてが腑に落ちて、心もお腹もようやく落ち着いた、ザイオンの午後でした。
いよいよ始まりました、グランドサークル3泊4日の旅!
目指すはユタ州・ザイオン国立公園。
…なんと、LAから車で約10時間半!!( ̄▽ ̄;)
午後3時にロサンゼルスを出発し、
ホテルに着いたのは夜中の1時半。
しかも、途中ラスベガスでまさかのハイウェイ通行止め事件が発生。
急遽ルート変更&なぜかカジノで小休憩(寄っちゃうあたりアメリカらしい。笑)
出発前には、LAのスーパーでしっかり食料を大量調達。
「この先、何もない」が合言葉のように聞こえてくる中で、しっかり準備を整えてから出発!
さらにもうひとつのミッション―
親友からの頼まれTシャツをGETするため、AMERICA HONDA本社にも立ち寄り。
なかなか見られない貴重な展示車も眺められて、気分はちょっとVIP気分。
そして、本格的なドライブ旅スタート!
…ただし。
景色はひたすら殺風景。
地平線まで広がる大地、茶色、茶色、たまに岩。
「これ、マリオカートだったら何周目ですか?」ってくらいの単調さ。笑
お尻が痛くなった頃に、途中で小休憩。
ガソリンスタンドでトイレ休憩がてら、おやつやアイス買って、思い出話に花を咲かせながら、車内はトークショー状態。
そして日が暮れ始めた頃、ついに私の出番が――
運転、交代!
…とはいえ、実際に私がハンドルを握ったのはほんの1時間程度。笑
でもね、その1時間が濃かった…。
左ハンドル&時速125キロ。
しかも、周囲は真っ暗、一本道、延々と続く大地の中。
「映画か?」ってくらいのスリリングドライブ。笑
道は広いけど、アクセル踏む足が震えるし、
ハンドル握る手にはずっと力が入りっぱなし。
「私、今このまま岩山まで飛び込まないよね?」って心の中で自問自答しながらの、超・真剣運転。
終わった頃には、まるでフルマラソン完走後の気分。
「はい、もう十分体験しました!あとはよろしく〜!」って即・交代要請。笑
そして、時計の針は夜中1時半。
やっとホテルに到着。
お尻と心が削られた移動日。
…それでも、旅の始まりって、やっぱりワクワクしちゃうんだよね。
そう、ファストフードあんまり得意じゃない私にとって、
昼バーガー→夜ホットドッグはなかなかの炭水化物ラッシュ!
そして、ここでもう一つの敵が登場――寒さ。
LAってこんなに寒かったっけ…?
日が落ちた瞬間、冷たい風がスタジアムを吹き抜け、ブルブル震えるレベル。
ビール片手に盛り上がるどころか、
「誰か…あったかいコーヒー持ってきて…」と
本気で願う私。笑
しかし、あたたかいコーヒーなんて売ってません。(。??-??。)
あるのは、ビール、コーラなどの冷たい飲み物のみ!!
そんな震える身体を一気に熱くしてくれたのが――
大谷翔平選手の先頭打者ホームラン!
初回第1打席、カウント1-1から内角スライダーを完璧に捉え、
打球はライトスタンド中段へ一直線!
球場は「うぉぉぉぉ!!」と絶叫の嵐!
スターウォーズナイトにぴったりな、“ライトセーバー級”の一撃が炸裂しました。
さらにこの日は、山本由伸投手も先発!
6回4安打3失点の好投で、今季5勝目をマーク!
試合は9対3でドジャースの快勝!
お土産もホームランもホットドッグも、
全部入りのギャラクシー観戦DAYでした。
ちなみに帰りの車内、ふと一言。
「ねぇ、もしかして私、勝利の女神なんじゃない?」
と、ちょっと本気で思っていたりします。笑笑笑
スターウォーズナイトの余韻を引きずりながら、帰路についた私たち。
…ですが。
途中から私の中で、もうひとつの闘いが始まりました。
「お腹…すいた…(本日2回目)」
野球場でホットドッグ1本じゃ、さすがに持たず。
気がつけば私、車の中で5歳児モード突入。笑
「ねぇねぇ〜、お腹すいた〜。ご飯たべたい〜(´?`)」
すると、神のような優しさを持つお姉ちゃん&従兄弟が、嫌な顔ひとつせず、「いいよ♪」と。
そして帰宅後、即・親子丼を作ってくれました!!
もうその瞬間、私は感激の嵐。
スターウォーズのライトセーバーもいいけど、
深夜のキッチンから立ち上る、鶏と玉ねぎの香りの方が、泣ける。笑
温かい親子丼を食べながら、「ああ…これが本当の“愛情たっぷり丼”」と思わずにはいられませんでした。
気づけば時間は23時過ぎ。。。
満腹と幸せに包まれて、LA2日目が静かに幕を下ろしました。