素顔が見られる、女の子投稿型フォトダイアリー。
ザイオンを午後に出発し、車で約2時間。向かったのはレッドロックキャニオン。
赤く染まった大地と岩々が、どこまでも続く壮大な景色。
太陽の光に照らされるたびに色合いが変わり、自然の力強さと美しさを静かに感じる時間となりました。
その後、再び車を走らせ3時間。次の目的地はブライスキャニオン。
ここでは約1時間半のトレイルに挑戦。
このキャニオンの特徴は、想像以上にアップダウンが激しいこと。
下りから始まり、なだらかに見える道も実際には起伏が大きく、歩いているうちにどんどん体力が奪われていきます。
帰り道は延々と続く登り道。標高の高さもあり、呼吸が浅くなり、足元もだんだん重くなっていく。
それでも、目の前に広がる自然の造形は、どこを切り取っても絵画のようで、疲れの中にも感動がありました。
そして最後は、また車で3時間。
夜遅くにペイジーのホテルへ到着した時には、心も体もすっかり使い果たしていましたが、それ以上に自然の偉大さと旅の充実感に包まれた一日でした。
朝9時ちょうど、いざザイオン国立公園へ!
当初は、シャトルバスで最奥のTemple of Sinawavaまで行き、川沿いをのんびり30分お散歩。その後、別のトレイルへ…という“癒し系プラン”だったのですが――
当初の予定より出発が遅れたこともあり、
急きょ予定を変更。
代わりに、The Watchman 1時間45分の中級トレイルを先に登ることになってしまい…。
ここからが、悲劇の始まりだったのです。
従兄弟:「これ30分で終わる山だから〜」
私たち:「えっ、ならちょうどいいね〜♪」
実際には、川沿いの“ゆる30分コース”と中級トレイルを完全に取り違えたまま、出発。
登れど登れど、終わりは見えず。
むしろ斜度は増す一方。
無言になる姉と私。黙々と、汗とともに言葉も消えていく――
やっとのことで下山して、「生きて帰ってこられた…」と放心していたその時。
従兄弟:「じゃあ次、30分の山行ってから、お昼にしようか♪」
。。。。。!!
私はトイレに逃げ込み、個室でひとり静かに心の中で叫びました。
「今、下山したばっかやん?」
「しかも30分じゃない山、ガッツリ登った直後やん?」
「それなのに、また次の山行こうとか言い出すお兄ちゃん、頭おかしいやろ?」
(※愛ゆえのツッコミです)
もう笑うしかない。体力も限界、心も若干山に置いてきた。
そして戻って、満面の笑み(風)で静かに宣言。
「私はここでゆっくり休んでますので…おふたりで、どうぞ。」
すると従兄弟、びっくりした顔でこちらを見て一言。
「いやいやいやいや、3人で行かないなら…やめとこっか!じゃあ、お昼にしよう!」
あまりのあっさりさに、力が抜けました。笑
そしてランチの席で、従兄弟がついに告白。
「あれ…俺、コース間違えてたわ」
「本当はあれ、わりとガチな山だったみたい。はははっ」
…うん、知ってた。。。。。!!
お姉ちゃんと顔を見合わせ( ????)ニヤッ
でもようやくすべてが腑に落ちて、心もお腹もようやく落ち着いた、ザイオンの午後でした。