素顔が見られる、女の子投稿型フォトダイアリー。
汗の粒が、まだ肩先で光っていた。
窓の外から、セミの声が遠くで続く。
熱を帯びた空気が、二人の間にとろりと絡みつき、
浅い呼吸のたびに、
混ざり合った体温が
胸の奥まで染み込んでいく。
指先が、まだ彼女の腰のあたりをゆっくりなぞっていた。
その動きに、波のような余韻が背中を駆け上がる。
シーツはくしゃりと乱れ、
そこに閉じ込められた熱と香りは、
もう少しだけ外の世界を拒んでいるようだった。
「…暑いね」
貴方の声は、眠りと満足のあいだを漂っている。
私は笑みだけで答え、
そのまま瞼を閉じた。
夏の午後は、まだ終わらない。
壇